多郎左衛門の教え子の1人が、大学に入学して写真部に入ったらしい。
高校時代は携帯電話のカメラで撮るくらいだったのだが、卒業間際頃からコンパクトデジカメを使うようにはなっていた。
お父さんの古いカメラを借りて撮り始めたらしいのだが、そのカメラが、壊れたのだという。この際だから、自分のカメラが欲しいということになったらしい。それも、マニュアルの一眼レフ。そこで、慈音にアドバイスを求めてきたという次第だ。
6/3の土曜日、新宿で待ち合わせ。カメラのきむら新宿店に行く。とりあえず、マニュアルカメラのムックなどを見て、OMが気に入ったらしい。予算はボディとレンズで4万円ちょっと。
一時期に比べてOMの品数は多くない。程度の良さそうなOM-2があった。50mm/F1.4がついている。ファインダーなども、まあまあ綺麗なようだ。ところがワインダーを取り付ける部分のふたがない。歯車がむき出しになっている。テープを貼っておけばいいかな、とも思うが、初めてのカメラである。本当に気に入ったものを、納得のいくものを買うのがいい。ちょっと保留。
ちょうど、渋谷で中古カメラフェアをやっているという話を聞いて、行ってみることにする。
ライカやハッセルといった高級機種が半分以上を占める状況なので、マニュアル一眼レフの品数は少ない。割合程度のいいAE-1を見つけた。が、やはりOMのほうがいいらしい。もう一回りして、OM-2を見つける。新宿のきむらにあったものより綺麗だ。ふたもちゃんとある。欠点はレンズがついていない。しかし、本人は気に入っているので、それを購入することに。レンズの分ちょっと割高になってしまうが、仕方がない。別の店で50mm/F1.4を探し、それも購入。できれば、28ミリも欲しかったところだが、仕方がない。お金をためて、また買いに来ることに。
ジャンク品の中から適当なストラップを探し出し、これも購入(100円)。ついでに慈音も自分用のを購入。
ストラップをつけ、肩から提げてみる。彼はご満悦だ。初めてのカメラ。感激だろう。早速フィルムを入れて写してみるという。
いい写真が撮れますように。