ヨドバシカメラに現像を頼んでいたフィルムを受け取りに行ったついでに、三脚の売り場も覗いてみた。
針穴カメラ用の三脚を作るためのパーツを探すためだ。もし、流用できるものがあればめっけものという軽い気持ちでだが。
ふとカーボンファイバーの三脚に目が行った。どのメーカーも4~5万円するのが普通なのだが、ひとつだけ2万円台のものがあった。2WAYの雲台が付いている。雲台は自由雲台を愛用しているので、この手の雲台は必要ない。雲台なしの脚だけで売ってくれないかと思い、通りがかった店員に声を掛けようかどうしようか迷っていたのだが、その店員の顔を見て、思わず声を掛けてしまった。
その年配の男性はかの「三脚の伝道師」として有名な森氏であった。
三脚について、いろいろと質問し、最後に、「あの森さんですよね、伝道師の」ときくと、そうだという。「無事単位満了で卒業いたしました」とのこと。
非常に丁寧に質問に答えていただきました。お勤めになっていたスリックの製品を特別扱いをすることなく、とても感じが良かったですね。
彼には三脚が何たるかを教えていただきました。これに関しては恩師です。そういう意味でも感激でした。