ニコンがコンパクトタイプのフィルムカメラから撤退するという。
http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?ichiran=True&i=2006011209770da&page=1
コニカミノルタはフィルムカメラどころかデジタルカメラ事業もやめてしまうという。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20060120org00m300099000c.html
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200601200008.html
フジフィルムはこれからもフィルム事業を続けるということなので、とりあえず、すぐにフィルムがなくなってしまう心配はないのだが、ニコンとミノルタ(現コニカミノルタ)という老舗のカメラメーカーがフィルムカメラから徹底するというのはショックだ。コニカのフィルム事業撤退も同様。
ニコンのカメラもレンズも今まで使っていなかったし、これからも使うつもりはないが、日本のカメラメーカーのトップとして長く君臨し、ユーザーも多く影響は大きいだろう。
コニカといえば、その昔、小西六、さくらカラー、コニカと日本のフィルムの歴史そのもの。コニカのリバーサルはけっこう独特の、しかしナチュラルな色を出していただけに惜しい(もっとも最近はとんとリバーサルにはご無沙汰だが)。
これからはますますデジタル化が進むことは明らかだが、フィルムがなくなることはないと思っている。カラーネガはちょっと厳しい状況だが、リバーサルとモノクロはなくならないだろう。それぞれ、一定の需要があるからだ。ただし、その市場は小さくなっているので、製品の選択の幅は狭くなる恐れがある。
現在常用している製品がなくならないことを祈ることしかできないのは歯がゆい。