久しぶりに花を接写してみた。といっても、手持ちでの撮影。それもお昼過ぎ。
結果は目に見えていた。
どんな花を撮ったかといえば、その辺に咲いている草花である。
代表的なものをあげれば、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウ、カタバミ、タンポポ、菜の花などである。
小さな花が多い。お昼過ぎともなれば、十分風がある。これではまともに撮れるわけがない、と覚悟してはいたが、やはりその通りの結果となってしまった。ちょっとした風で花は大きく揺れる。ちょっと離れて撮れば何とかごまかせるのだが、何といっても接写である。ちょっと揺れただけでもファインダーの中の花は台風の最中のように揺れる。
そして、フォーカスは外しまくる。接写の場合1ミリでもズレれば、ボケボケである。揺れているのは花だけではない。自分自身も揺れている。花の揺れと自分の揺れをうまく合わせてシャッターを切らなければならない。
たまにはうまくブレずにフォーカスも会った写真が撮れることもあったが、そういうカットはアングル・構図がどうも今一つだったりする。

多郎左衛門の同居人にこれらの写真を見せたら、「なぜ花をアップで撮るのかわからない」と一刀両断された。返す言葉がない。